逆境無頼カイジ 第26話(最終話)「残光」

「当たり!! 当たり!! 当たり!! 当たり!! 当たり!!!」
最後にどうにかベクトルが上を向いたけど、これは結構なバッドエンドだよなぁ。

会長のハッタリが効いた演説は楽しかった。「勝って勝って勝ちまくる星の元に生まれておる」とか「引きたくないのに引いてしまうんだ」とか。まさに大言壮語。会長は最後まで輝いてたなー。

カイジの懸命の祈りは届かず、会長は当たりくじを引きカイジは指4本を切断することに。「助かりたい、本当は助かりたい」と一旦は命乞いをしようとするけど、思いとどまるカイジが格好いい。「胸を張れ!!手痛く負けたときこそ、胸を!!」から「目は瞑らない」の辺りの一連の流れは、敗者の最後の矜持って感じで熱かった。

王の強運の正体。会長の勝利の仕組みはシンプルかつ的確。「勝つべくして勝つのが王の道」か。冷静に思考を巡らせれば勝てたかもしれないのに、あろうことか祈ってしまった。と涙するカイジには結構凄みがあった。

最後に兵藤にリベンジを誓って終了。この流れからのあのエンディングソングは切ないなぁ。

箴言。「手痛く負けた時こそ胸を!!」今回はこれしかないわな。

ラストに第2弾決定を告知。今シリーズがこれだけ面白かったんだから第2弾も期待しないわけにはいかない。ストックは十分あるんだし、1年後と言わずもっと早めに見たい。それはもかく、スタッフの皆さんお疲れ様でした。